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頑張ってます!新規就農者 [稚内市]酪農ヘルパー13年の経験を活かして

酪農ヘルパー13年の経験を活かして
酪農

酪農ヘルパーをして13年。新規就農を果たした稚内市のSさんを紹介します。

Sさん(42歳)平成28年10月就農
稚内市 21.12.28
(取材:令和3年10月29日 YK記 協力:稚内市)

稚内市 Sさん

地域の概要

日本最北端に位置する稚内市は、宗谷海峡をはさんで東はオホーツク海、西は日本海に面し利尻礼文サロベツ国立公園をはじめとする豊かな自然が広がり、宗谷岬からわずか43km先にサハリンの島影を望む国境の街です。
水産・酪農・観光を基幹産業とする宗谷地方の行政、経済の中心地です。酪農は中央の平坦部に一大酪農地帯が開け、大規模経営から放牧を利用した家族経営まで、草地型の多様な酪農経営が展開されています。
市内には草地の管理から牧草の収穫、牛に必要な餌を調製、配送する牛の給食センターとなるTMRセンターが3つあり、新規参入者はTMRセンターを利用する形態と、放牧酪農を目指し放牧を取り入れた飼養形態での参入が多くなっています。

動機から就農まで

Sさんは札幌市出身で札幌の会社に勤めているときに、稚内市で実家が酪農をされている奥さんと出会い結婚されました。奥さんの実家に帰省した時に仕事の手伝をして、酪農に興味が湧いてきました。酪農に係る仕事として酪農ヘルパーを知り、関心も持ったSさんは奥さんに転職の相談をしました。奥さんのお父さんの紹介もあり、稚内市沼川の酪農ヘルパー組合に就職しました。
酪農ヘルパーとして働くことで、地域の酪農家の飼養方法、作業の仕方、搾乳方法などいろんなやり方があることを体験でき、Sさんが理想とする酪農経営が具体的になり、酪農を始めたいという思いが強くなりました。奥さんに相談したところ、酪農への理解がある奥さんは就農への思いを後押ししてくれました。
農協やヘルパー組合に相談して就農場所を探しましたが、理想とするTMRセンターが利用できるなどの条件がそろった農場はなかなか見つかりませんでした。自分が目指す酪農を妥協せず就農先を探し続けたSさんは、酪農ヘルパーとなり13年目で現在の農場に巡り合い就農することができました。
農協をはじめ関係機関、就農した地域の酪農家の皆さんの後押しがあり就農することが出来、感謝の気持ちでいっぱいです。乳牛にストレスのない快適な環境づくりに心がけ、良質乳の生産と、繁殖成績の向上に取り組んでいます。経営者になることは思っていた以上に大変だけれど、自分で判断し取り組んだことが結果として現れ毎日やりがいを感じています。

経営規模

  • 労働力は本人と奥さん、従業員1人
  • 飼養頭数は搾乳牛60頭、育成牛40頭
  • 経営面積108ha
  • 施設は繋ぎ牛舎、育成舎、堆肥舎、D型倉庫
  • 機械はホイールローダー 自動給餌機

経営の特徴

  • TMRセンター利用
  • 牧草はTMRセンターが収穫、調製
  • 自動給餌機による省力化

経営目標

  • 乳牛にストレスの少ない快適な環境で健康な牛づくり。
  • 新築牛舎による規模拡大

就農支援制度の活用

  • 農地保有合理化事業
  • 青年等就農資金
  • 農業次世代人材投資資金(経営開始型)
  • 公社営農場リース事業

後輩へのアドバイス

  • 思っている以上に大変な仕事ですが、やりがいと達成感がある。
  • 就農地は妥協しないこと。
 
作業風景