どんな農業を始めるか?
(1)農業を始める方法
ア.農業を始める方法は二つ
①独立就農→農業経営者となって始める~個人事業主
- 知識や技術の習得、経営基盤(農地、施設、機械)の確保、資金の調達などが必要
②雇用就農→農業法人などに就職して始める~農業サラリーマン
- 初心者でも農業法人に採用されれば、その日から従業員として農業を始めることが可能
イ.作物の違いによる独立就農の特徴
①労働集約型作物(トマト、イチゴ、メロン、花など)→小さな面積でできる農業
- 小さな面積に労働を集約し、ハウスなどで手作業により高収益作物を栽培
- 単位面積当たりの収益性が高いため、小さな面積でも農業所得を確保
- 農地や施設機械の投資が小さいため、都市近郊で始めることも可能
- 農地は、既存農家からの分譲でも確保できるため、計画的な就農が可能
②土地利用型作物(稲、麦、玉ねぎ、酪農など)→大きな面積が必要な農業
- 大きな面積を機械化によって管理し、あまり人手のかからない作物を栽培
- 単位面積当たりの収益性は低いが、大きな面積により農業所得を確保
- 農地や施設機械の投資が大きくなるため、農地価格の低い地域で始めるのが一般的
- 大きな農地や施設が必要なため、離農あとで始めるのが一般的
ウ.第三者農業経営継承とは
- 離農予定農家から技術を教えて貰い、離農と同時に資産を譲り受け就農する方法
- 就農する農場で培った技術を学べる利点がある一方で、人間関係の難しさもある
- 大きな農地や施設機械を必要とする土地利用型作物での事例が多い
(2)始めたい農業のイメージを作りましょう!
どんな形で、何をどこで始めたいのか、就農相談や情報収集を踏まえて、家族で検討することが大切です。
人によって向き不向きもあるようです。
独立就農の場合
成功する人
- コミュニケーション力のある人
- 人の話を聞くことができる人
- 仲間に助けを求めることができる人
- ビジョンがあり、現状を認識する問題意識を持ち自ら積極的に行動できる人
- 決断力のある人目標達成のための計画を立てられる人
失敗する人
- 受け身な人、ビジョンや目標のない人
- 人の話を聞かない人、聞けない人
- 自ら考えないで、人任せ、何かあったら人のせいにする人、他人のお膳立てをあてにする人
- 現状が理解できない人、問題意識がない人
- 生産技術を習得する対応力や吸収力がない人
雇用就農の場合
成功する人
- 農業に対する情熱、意欲のある人
- 状況に応じた挨拶ができる人
- 疑問に思ったらすぐに聞くことができる人
- 好奇心、探究心、向上心のある人
失敗する人
- 周囲の人との付き合いが悪い人
- 基本的な挨拶ができない人
- 疑問に思ってもその場で聞かない人
- 現状に甘んじている人