研修生の声
<デンマーク研修レポート>
こんにちは!今日、デンマークでは初雪が降りました。少しずつ寒くなってきています。昨晩、協会からのメッセージを農場主とその家族に見せたところ、とても喜んでいました。
そして私も、憧れのデンマークの地で研修する機会を作っていただいたこと、心から感謝しています。もう少しで研修がスタートしてから1ヶ月がたちます。あっという間に時が過ぎていて驚いています。悔いの残らないように、いろいろチャレンジして充実した研修生活にできたら良いなと思っています。
どうぞ、これからもサポートよろしくお願いします。それではまた。
(デンマーク酪農・女性)
<オランダ研修レポート>
私がなぜオランダを研修先に選んだかというと、オランダが日本と似た環境の国であり酪農の面でも類似しているため、そこで得た技術を自家で応用しやすいと考えたからである。また、オランダは国外からの研修生を積極的に受け入れている国であり、受入システムも整備されているため、入りやすかったのも選んだ理由の一つである。
私はこの半年間、日本とは違う国で生活し牧場での研修や他の牧場への視察、他の研修生との交流、いくつかの観光地巡りを通して、実に多くの人々と友好の輪を作ることができた。オランダを楽しみながらそこで生きる人達とともに暮らすことで、文化と生活様式を知り視野を広げることができた。
この半年間の研修で知ったことはたくさんあるが、その中から自家経営改善のためにスタックサイレージや集約放牧などを取り入れようと考えている。
(オランダ酪農・男性)
旅の指さし会話帳とオランダ100の素顔が届きました。どうもありがとうございます。早速使ってみます。
2日から5日まで研修生の中間ミーティングがありました。ここは研修生の少ないエリアなので、仲間の輪が広げられずさびしいなあと思っていましたので、たくさんの研修生と仲良くなってとても楽しい4日間でした。
さらに来週の日曜に北海道人会のジンギスカンパーティーに参加させてもらうことになりました。その前日には今回のミーティングで知り合った研修生に会おうと計画しています。
(オランダ園芸・男性)
<ニュージーランド研修レポート>
NZに行き、最も驚いたのは農場を後継者が譲り受けるものではなく、購入するものだということでした。農業が若者や他産業従事者の職業選択の一つとして認識されているということに新しいものを感じました。
私の理想の酪農は放牧を主体とした経営を行っていきたいということです。牛に対するストレスを軽減し、健康な牛乳を生産したいのです。北海道で周年放牧を行っている農場がありますが、なかなか難しいと感じます。しかし、できる限り周年放牧に近い経営をしたいと考えています。
まだまだ課題満載ですが、これから知識と経験をつみ私の理想とする放牧酪農を目指したいと考えました。NZでは酪農家の皆さんは生活に余裕があり、仲間たちと情報交換をしたりパーティーをしたり交友を深めているのもとてもすばらしいと感じました。青々とした草地と空に挟まれて牛が草を食べているという風景を私は一生忘れないと思います。
NZの酪農は私のこれからの道しるべというか目標ができてとても感謝しています。いつまでもこの気持ちを忘れないようにしたいです。
(NZ酪農・女性)
私がニュージーランドで一番思ったことは、『自分の意見ははっきりと伝える』これに尽きると思いました。初めの頃は自分が不満に思っていても、なかなか口に出して言えず一人で悩み気分が落ち込む、そうすると周りの皆が心配する、心配されるとさらに本音を言いづらくなる。まさに悪循環でした。このようなことが無いようにするには、日頃からポンポンと言いたいことは言ってしまったほうが良いと思いました。
英語での会話が不十分であったら筆談でもいいし、辞書を引いて見せてもいい。手段はたくさんあります。自分で解決策を見つけることが大事なことなのです。
次に、『分からないことは必ず聞く』です。英語圏で暮らすということは、頭では理解していても、実際に行ってみると毎日がパニック、サプライズのオンパレードです。しかし、配属された農場の家族と触れ合い、会話し、楽しむことが大事だと思いました。
(NZ山羊・女性)
ニュージーランドでは、酪農家になりたいという若者が多いです。理由はもちろん人それぞれですが、親子間でも農場を売買するため、新規参入がしやすいこと等が理由にあげられます。要するに、能力のある者が自分の農場を手に入れる事ができると言う仕組みです。
研修生だからといって、すべて教えてもらえるばかりではないことを認識した方がいいと思います。わからないことは、何でも聞く!この行動をしたら、農場主も私達のやる気を感じ、いろいろなことを話し、体験させてくれるでしょう。自分の行動次第で、研修内容は大きく変わると思います。
ミーティングと言っても、集まる人達はみんな作業着姿!毎回どこの農場に集まるのかを決め、そこの農場を視察し、その後各農場の経営状況の報告などを交えての話し合い。お昼は各自お弁当を持ち寄って食べます。その話し合い参加者の経営概要はそれぞれ…オーナー、50%シェアミルカーやコントラクトミルカーなど。それに乳牛頭数や、施設なども。その話し合いには、各農場で働いているワーカーも参加しています。
そうすることで、周りの意見や、やり方などを知ることができ、次世代の酪農家が育っていくのだと思いました。
(NZ酪農・女性)
私が研修終了後に感じたことは家族の支え、そして家族サービスをする為の心のゆとりみたいなものでした。
自分が伝えたい事はたとえ単語でも伝える事。「分かってもらえない」などと悲観しない事。相手は分かろうと沢山の努力をしてくれるはずです。
外国の虫などに刺されたら、日本の薬を使わずにその国の薬を使う方が良いです。
(NZ有機野菜・男性)
僕はこの研修の中でファームを四箇所移動しました。ほかの研修生よりも多いですが、移るごとに新しいやり方を発見しそしてファームの家族や知り合いが入れ替わることによりたくさんの人に会えることができ楽しかったです。
ファームに行ってみるとはじめは怖そうな人でも慣れてくると会った人は皆やさしく研修生の事を良く考えてくれるひとばかりです。むしろ日本よりも明らかに住みやすいと思っています。それに何より僕の知っている限りワーカーの人たちはとても明るく優しい人ばかりです。
ニュージーへ行くのはなにも研修するだけではなくたくさんの人のそれぞれの生き方、生活を知ることができるし、日本にいる時だけの視野ではなく幅広い見方もできる。
僕が日本から行ってそのファームに貢献したこと、いっしょに生活できたことがワーカーさんや家族の人たちに少しでも残ること、そのことが一番大切なことだと思いました。
本当にニュージーランドは住みやすい国です。今は永住したいくらい戻りたいです。最初は始めての海外でしかも英語だけの環境にとても怖く感じたけど実際どうにもならないことなんていうのはないです。
本当にニュージーランドへ行けて良かったと今改めて思います。絶対いくべきです。
(NZ酪農・男性)