頑張ってます!新規就農者

安平町

人との出会いが就農の決め手  🍈メロン

人との出会いが就農の決め手 ~消費者の期待に応えるメロンづくりを目指す~

Sさん(48歳) 平成29年4月就農
(取材:令和5年10月30日 YN記 協力:安平町地域担い手育成センター)

【地域の概要】

 安平町は、北海道の道央圏に位置し、札幌市から直線で約50㎞、新千歳空港からは約20㎞、苫小牧港から約25kmの位置にあり、交通の利便性に恵まれた地域です。年間平均気温は、6.5度と北海道の平均と比較すると温かく、冬期の積雪は少ない地域で、昼夜の寒暖差を活かした特産品「アサヒメロン」や有機農業の就農研修を受け入れています。

【就農までの道のり】

 子供が生まれ、長く続けられる仕事の選択肢として、最初は妻が農業に関心を抱いた。池袋サンシャインシティで開催された「新・農業人フェア」に参加。そこで、後に指導農家となる安平町の高橋氏(平成17年新規就農・北海道指導農業士)に出逢い就農を決意。
 メロンを食べてくれる方を満足させるものを作ることで、自らの自信・満足につながり楽しく幸福な仕事にする。それを人に伝えることで新たな担い手との出会いを生む。プラスの連鎖を生みたいという思いが募った。
 2週間後には、安平町を訪問。平成27年春、夫婦でメロンの就農研修生第1期生となり、2年後に就農を果たす。

【経営概要】

メロン (ビニールハウス7棟)
借入地:1.87ha

【就農支援制度の活用】

・農業次世代人材投資資金(準備型・経営開始型)
・青年等就農資金
・安平町新規就農者助成金(機械導入費助成)
・安平町農業振興資金

【就農後の課題と目指す経営】

・メロンの収穫技術は、ハウス毎・品種毎に違い、一番難しい。
・検査場での他生産者との情報交換は重要。指導農家の高橋氏にも相談している。
・経費を抑え、秀品率向上によりロス削減・売上安定を目指す。

【新規就農を目指す方に伝えたいこと】

・安平町は、指導農家と実践農場でしっかり研修出来る体制が整備されている。
・実践農場で一からやれたことで、より就農のイメージが沸いた。

【その他】

・前職でWEBデザインの仕事をしていた。メロンの段ボール箱・シールのデザイン、
 就農フェアで使用するパンフレット等のデザインを手掛けている。