酪農 男性
<ニュージーランド酪農研修を終えて>
約一年の研修を終え、まず思うことは「あー、楽しかった」と、その一言です。 行く前は「30を過ぎて海外まで行って、果たして何が得られるのだろうか」という若干の不安と、「必ず何かを得てこよう。それは十分可能なはずだ」という決意の混ざった複雑な気持ちを持っていましたが、ニュージーランドでの生活が始まるとすぐにその不安も決意も、毎日をどれだけ楽しく過ごせるだろうか、という気持ちにかわっていきました。 向こうで一番印象に残ったのは、表情の違いです。 そして、その楽しさはどこから来るのかと考えてみると、土に対する気持ちの違いなのではないだろうかと思えます。すべてのものは土から生まれ、土の上で生き、土へ還っていく。その当たり前の事が行われているのが、楽しさにつながっていると思います。 牛も人間も草地を歩き、その結果生産される牛乳で人間は生活させてもらっている。 大地が豊かで、牛が元気であれば、少し補助をするだけで、人間も富を分けてもらう事が出来る。そんな当たり前の事が当たり前に回っている事が、ニュージーランド酪農が世界最強であり、酪農家が豊かな生活を送っている理由だと思います。 |
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今後の予定 一年でたくさんの人たちに親切にしてもらい、たくさんの元気をもらって帰ってきました。「酪農ってこんなに楽しいんだよ!」と言える牛飼いになれればと思います。 |