海外派遣事業 研修生レポート

デンマーク

酪農 男性

<デンマーク酪農研修レポート> デンマーク滞在記 ~研修で得た経験と出会い~

 「デンマークは好きですか?」

 デンマーク人との会話の中でよくされた質問の一つです。
はじめ、この質問をされた時「いきなりそんなこと聞いちゃうんですか?!しかも、そんな唐突な質問を・・・」と内心思ったことを鮮明に覚えています。

はじめに・・・
   2006年7月21日~2008年3月20日までの1年8ヶ月間、私はデンマークで酪農研修を行いました。私がデンマークを研修先に選んだ理由は、”北海道の酪農はデンマーク酪農がモデルになっている”ということを知り、そのようなモデルとなった酪農地帯を自分の目で見ることにより、将来自分の経営に生かすことを多く学べるのではないかと考えたからです。そして私は、研修以前『デンマーク』と聞いて、地理的にも、どのような国かも知らない状態で、せっかく長期間海外での生活をするなら、そのような未知のところへ行くのもおもしろいのでは?という好奇心から、デンマークでの酪農研修を決めました。
 1年8ヶ月という期間で私は、本当に多くのことを体験しました。それは、いいことばかりではありませんでした。辛かったこと、困ったことも多くありました。私がデンマークで見たもの、体験したこと、感じたことをこのレポートに記したいと思います。

 研 修 概 要

2006年 7月  日本を発ち、デンマークへ!
 Stausgaard Mollegaard牧場で研修が始まる。
11月  Stausgaard Mollegaard牧場での研修終了。
 研修先の変更が決まる。
12月  Nordgaarden牧場での研修での研修が始まる。
2007年 1月  新たな研修先で新年を迎える。
11月  研修の延長を決める。
2008年 1月  デンマークで2度目の新年を迎える。
3月  滞在可能期間満了で日本へと帰国。


 上記のように私はデンマークで2つの牧場に滞在し研修を行いました。このことは幸か不幸か、非常に珍しいケースで、それ故にさまざまな体験をたくさんしました。
デンマークに渡る前、せっかく行くのだからできるだけ長期(1年半)滞在しよう!という気持ちで向かったわけですが・・・最初のStausgaard Mollegaard牧場では、4ヶ月間という予定よりとても短い研修期間となりました。その期間、精神的にとても辛い思いをしました。その後、移ったNordgaarden牧場は、私にとって非常に居心地が良くやりがいをもって研修を続けることができました。私は滞在が可能な限りその牧場に滞在しました。
 私のデンマークでの酪農研修は、研修先が変更するという思ってもいないようなことがあり、ビザの再発行が必要となりました。再発行の手続きに2ヶ月を要し、その2ヶ月余分に長くデンマークに滞在することができました。その結果、1年8ヶ月という規定よりも長い期間デンマークで貴重な時間を過ごすことができたのです。

001.jpg

∇Stausgaard Mollegaard牧場:2006年7月~11月
農家概要・人々・生活

002.jpg

 Stausgaard Mollegaard牧場は、オランダから移住し酪農を営む夫婦が経営する牧場でした。Jylland(ユトランド、ユラン)半島北部Haverslevとい小さな町の近くにあり、ホルスタイン180頭、経営耕地面積120ha、飼養方式はフリーストールという、デンマークでは一般的な規模の牧場でした。労働者は夫婦だけ、搾乳は朝(4時半~)&夕方(3時~)の2回搾乳、4月頃~11月頃まで昼間だけ放牧を行っていて、冬期間は1日牛舎の中で飼っているとのことでした。僕が滞在した期間は、放牧をしていました。
 
 この牧場の夫婦Jan-WillemとLudmilaは夢であった酪農を営む為に、母国オランダから新規就農者にとって条件が揃ったデンマークに、私が来る約2年前に移住したのでした。母国を飛び出し、この牧場(酪農)をゼロから始めたこの夫婦は、酪農という職業にとても誇りをもち、仕事に対しては決して妥協を見せない人たちでした。デンマークに移住して約2年という牧場は、2年でここまでできるのかと思うほど環境が整っていて、牛舎や設備、機械類を見て驚いたことを覚えています。
  私がこの牧場でした仕事は、朝&夕方の主人Janとの搾乳と牛舎内外いたるところの清掃でした。とにかく清掃、清掃の毎日でした。
  牧場内の別棟で生活をし、食生活は朝食以外は自炊という食生活でした。労働は朝4時半~夜7時頃までの仕事、あいだ昼食&休憩3時間ほどをはさみ、実働時間はおよそ8~9時間という生活でした。当然、サイレージの収穫時期や全頭削蹄の日といった場合は、+2、3時間ほどという日はありました。隔週で土日が休日となり、その休日は、唯一使用が許されていたペダルの壊れた自転車で近くの町までの買い出しや公共機関を使って、Jylland内の大きな町まで一人旅をよくしました。

Stausgaard Mollegaard牧場での研修を振り返って・・・
 この牧場での研修が4ヶ月という期間で終了となってしまった原因として、コミュニケーション不足というのが一番大きかったと思います。デンマークへ渡った当初の私は英会話がばっちり!という訳ではなく”受け身”だったので、夫婦との会話はあまりスムーズにいかなく、だんだん会話に気を遣うという状況になってしまいました。それでも、これでは駄目だ!と改心し、頑張ってこちらから発することを心がけましたが、特に主人のオランダ語なまりの英語は私には理解が難しく、普段の会話は英語が上手な奥さんを通してという不自然な会話状況になってしまいました。
 しかし、仕事の時間はほとんどが主人と共にいる時間で、搾乳時間以外の仕事の時間を私と主人がずらしてするという措置が取られてしまい、コミュニケーションの場は徐々に減っていってしまい、その結果、一緒の時間を互いが苦痛と感じるようになってしまっていたように思います。そんな人間関係では、一緒に仕事する上で必要な信頼関係など築ける訳もなく、毎日注意を受ける日々・・・どうすればいいんだろう?という自問自答の日々になってしまったのです。なにをするにもビクビク、主人の機嫌を伺いながらという生活。心が休むのは部屋での1人の時間という状況でした。

  それでも、牧場としては牛&施設共に非常に素晴らしいものがあった為、そこから得るモノはありました。受精所の人が頻繁に出入りし種牛の選定をしていたり、ヨーロッパの大きなショウでベスト10に残るほどの牛が飼育されていたりしていたので、形の整った素晴らしい牛を見る機会が多々あったのです。いい牛を作る環境、意識という面で学ぶところがありました。
  結果的にクビ同然の状況で、研修の中止(日本へ帰国)or新たに研修先を探してもらうかという選択に迫られ、このまま帰って後悔はないか?という自問自答の結果、もっといろいろなものを見たい!このまま帰ったら絶対後悔すると思ったので可能であるならば研修を続けたいという旨を、両国の協会の方々に頼んだのでした。その後、Nordgaarden牧場への移動が決まり、そこで素晴らしい人間関係が築けたのも、この牧場での経験があってのものだと思っています。 

∇Nordgaarden牧場:2006年12月~2008年3月
 人々&農家概要
  Nordgaarden牧場はSjaelland(シェランド)中部Naestvedという大きな町から車でおよそ15分の場所にありました。この牧場の人々は、主人Klaus、奥さんMette、Camilla&Pernilla姉妹の4人家族で、私を本当の家族のように受け入れてくれました。特に主人Klausとは互いにまるで友人のような感覚で、仕事の話はもちろん、冗談を言い合ったり、私生活での相談やお互いの国の話、雑談などで気づけば1、2時間立ち話なんてこともよくありました。家族の他に、僕がこの牧場に来た頃にはワーカーが2人いました。僕がこの牧場に滞在した期間でワーカーは最大3人、私だけという期間も半年ほどありました。
 主人クラウスの両親や奥さんの父、その他親戚の人々や娘たちの友達など・・・毎日のように多くの人々が出入りするとても賑やかな牧場でした。

003.jpg
006.jpg

 耕地面積120ha、フリーストール牛舎で飼養牛はおよそ200頭、ホルスタイン(黒白&赤白)、ジャージー牛、Danish Redという赤毛牛、それらを掛け合わせた牛と非常にたくさんの種類の牛を飼っているのが特徴でした。飼養牛のほとんどはその掛け合わせた牛で、Danish Redとの掛け合わせの牛が多かったのを覚えています。このDanish Redという種類の牛は、名前からわかる通りデンマーク特有の牛で、大きさはホルスタインに比べ小ぶりで、乳量は少ないのですが、肉付きが良く脂質の高い牛乳が搾れます。廃用として出す場合にも肉質が多いためホルスタインより価値が出るという利点があるということを聞きました。血統的にも、同一種を掛け合わせているよりも病気等に強いという利点があり、この利点を一番に考えた主人は飼養牛のほとんどを掛け合わせていました。

 この牧場のように、掛け合わせの牛を多く飼養している牧場はデンマークで多く見られました。特にこの牧場、Klausは将来の展望として4、5年で倍の頭数にまで増やしたいと考えていた為、とにかく病気等に強い牛を必要とし掛け合わせの牛を多く飼養しているとのことでした。いろんな毛色の牛、大きさもバラツキのあるのが特徴で、搾乳時片側12頭のパーラー内に13頭入れて搾乳などはよくありました。その他育成牛100頭ほどは近隣の育成牧場に委託していました。

 また、この牧場で興味深かったことは、私が滞在していた間に牛舎の増築を行っていたことでした。しかもその増築とは、イメージできるような簡単なものではなく、乾乳牛を入れていた既存の昔の牛舎の解体から基盤の整備、設計、建築まですべてを自分たちで行うという驚きの展開・・・その道の専門の人が手伝いにきたり、アドバイスにきたり、牛舎建築の為のワーカーを雇ったり、おじいちゃんが友達を連れて手伝いに来たり・・・いつも以上に人の出入りの激しく、非常に賑やかな日々が長く続きました。業者に依頼するより安く済むということから、ほとんどを自分たちで行っていたのですが、その分やはり建築にかかる期間は長く、普段の牧場の仕事ができなかったり、不便だったりということはよくありましたが、その分初めて見る物事や牛舎ができるまでの過程を目の当たりにできました。”できることは自分たちでやる”という姿勢は非常に関心を持ちました。

 牧場での仕事&生活
 私はこの牧場で酪農全般の仕事に携わることができました。牛の管理や搾乳や給餌はもちろん、繁殖管理や牛舎増築の考案など、すべての仕事に関わることができました。この牧場で一番に求められたのが、1人での搾乳でした。とにかく洗い拭き取り→ミルカーをつけるというのを200頭分ひたすら続けるのでした。3時間というある程度決められた時間内で清掃を含めて終わらせるには、牛を覚え、効率よく動くことの必要がありました。

 主人Klausとはとにかくたくさんの話をし、私の意見もよく聞かれました。その私の意見も尊重してくれました。とても私を信頼してくれて多くの仕事に責任を待たせてもらい、仕事量は多い方だったとは思います。でも、「ショージがいるから、大丈夫だ!」と言ってもらえることがうれしくて、毎日やりがいを持って仕事をすることができ、とても充実した毎日を過ごせました。
 生活の場は私たちワーカーは牧場内の別棟で、朝食だけ家族の家で主人と一緒に食事する毎日でした。昼食&夕食は自炊していました。クリスマスや年越し等は家族に招待してもらい、おいしいディナーと団欒を楽しむこともありました。
 この牧場でも隔週土日が休日で、車を使用することが許されていたので買い物や観光に遠くまで足を伸ばすことができました。

課外活動
 隔週の休みや、バケーション(1週間程度)の休みを利用して、コペンハーゲンやドイツに観光に行ったり、近隣の農家の見学、日本人研修生の牧場に行ったり、家畜共進会に行ったり、積極的にいろいろな所へ足を運ぶことを心がけました。その甲斐あって、観光名所や興味深いものなどさまざまなものを目にすることができました。
  また、課外活動で一番の思い出は、高校&大学と続けていたハンドボールを発祥の地デンマークでできたことです。仕事以外にしたいことはないかとKlausに聞かれた時、デンマークでの研修を決めた時から持っていた「本場でハンドボールがしたい!」という希望を伝えました。結果、近くの町の社会人ハンドボールチームを紹介してもらえて、最初は本当に驚きました。なぜなら日本ではマイナーな競技であるハンドール・・・本場はやっぱ違うなと、簡単にハンドボールをする場所が見つかったのです。

004.jpg

 ハンドボールのシーズン10月頃~4月頃までの週2回程、練習は夜で仕事の時間も終わって丁度いい時間で、ほぼ毎回行くことができました。初めは、デンマーク語が理解できない私に話しかけてくれる人は限られていましたが、練習を重ねる度に、全員と打ち解け、試合では一喜一憂したことは今でも忘れません。そして、打ち上げではデンマークのお酒”スナップス”でベロベロになるまで飲まされたことを今でも忘れません!その時の記憶はあまりないですが・・・笑。


Nordgaarden牧場での研修を振り返って・・・
 

010.jpg

 Nordgaarden牧場で私は、酪農全般の仕事すべてを任せてもらい本当に多くの知識も経験も積むことができました。そして、この牧場で出会った主人Klausとの生活が私にとってデンマークでの一番の思い出です。Klausと私しか労働者がいなかった半年間、その半年間は毎日本当にやることに追われる忙しい日々でしたが、その半年を頑張って乗り越えたからからこそNordgaarden牧場の家族との距離が縮まり、Klausとはなんでも話し合える関係、そして信頼関係も築けたと思います。ハンドボールができたり、いろいろなところへ観光や見学に行けたのは、Klausや家族の人々の理解があってのことなので、本当に感謝しています。親戚が集まるパーティーにまで招待してくれたときは、「本当に行っていいの?」と思ってしまいましたが、とても暖かく受け入れてくれました。

 クビ同然の状況の私を本当に暖かく迎え入れてくれたときのことは本当に嬉しく、感謝の気持ちで一杯でした。この家族との出会いが、そのような状況下の私だったので、デンマークで研修が続けられるのは、この人たちがいるからなんだという感謝の気持ちを強く持ち続けることができました。なので、仕事がどんなに辛くても、牛に足を踏まれても、Nordgaarden牧場で過ごす日々は、その1日1日が本当に充実していたと思います。


▼私がみたデンマーク酪農

 ”自然豊かなところで、小さな牧場で人も牛ものんびりとした酪農”
 これは研修以前、デンマークの酪農についてあまり知識のなかった私が抱いていたイメージ。実際、自分の目で見たものはそのイメージとは大きく違うものでした。

 一番に驚いたのが、日本よりも進んだ機械化でした。デンマーク酪農も近年、大規模化が進み機械化が進んでいました。ロボット搾乳や自動給餌機、自動で搾乳待機場まで牛を追い込むシステムや定期的に1日中動くバーンスクレッパーなど、初めて目にするものも多くありました。そして、データ管理もパソコンで容易に行うシステムが浸透していて、私が見た酪農家の多くは、手のひらサイズの小さなパソコン(?)を持っていました。その中には、飼養全頭のデータや近年のグラスサイレージやコーンサイレージの収穫した日、その畑にどれだけの糞尿を散布をいつしたのか、乳検の結果などなど、多くのデータが入っていました。出生届等の届け出の必要なものは、そのパソコンからデータを送信するだけという容易さに驚いたのを覚えています。

009.jpg

 また、私は研修の中で初めて、”クォーター制”という制度を知りました。デンマークの乳価は日本の約半値で、日本のように生乳の総売上をプールするわけではなく、クォーター制といわれる方法の出荷システムでした。このシステムの下では、牛乳を出荷する為には”牛乳を出荷する権利”というものを購入しなければならず、その権利は売買によって取引されていました。「私は今年○○㎏出荷します」という権利を購入し、もしそれ以上生産した場合でも申告した乳量分以上の牛乳を出荷することはできない。逆に満たない場合はその分が無駄となってしまいます。年4回更新ができ、いかに適正な分だけその権利を購入するかは、農家運営をとても左右します。

 また、デンマーク酪農と日本の酪農の大きな違いは、日本のような家族経営という牧場は数少なく、牧場を経営する主人がいても、奥さんは別の仕事に就いていたりというように、『主人が酪農家=家族が酪農に従事する』という農家が少ないのです。そして、主人は自ら働くことはあまりせずに人を雇って管理することとデスクワークに就くというまさに”オーナー””ボス”として酪農を営む形が一般的に広まっていました。『酪農』という職業としてのとらえ方が日本よりも、ビジネス面が強いのだと思います。
北海道の酪農は、デンマーク酪農をモデルとしているということから、すべてが目新しいモノというわけではなかったのですが、そういった意識の面で大きな違いを感じることができました。


▼これから研修へ行く人たちへ

 是非しっかりとした『希望』や『目的』、『期待』といったものを持って研修に向かってほしいと思います。研修先に慣れるまでは、本当に毎日が初めてのことばかりで新鮮で、刺激的な日々が待っています。その生活の中で、意欲的に何にでもチャレンジすること、吸収しようという気持ちを持つことが大切で、それを持ち続けることができれば、きっと素晴らしい研修になると私は思います。そして、受け入れ先農家の人もそういった姿勢を見せてくれることを望んで、私たちのような研修生を受け入れるはずなのです。そういった受け入れてくれた人の望みに応えるのも私たち研修生の義務でもあると私は思うのです。
 また、研修先農家によっては仕事がきつかったり、生活環境が厳しかったりなど、何かしらの困難にぶつかるとは思いますが、そういった面も含めての研修であると思ってください。それを受け入れた上で、そこの人々とのコミュニケーションを取ることができれば、その困難以上のものが得られると思います。一にも二にも、大事なのはコミュニケーションです。

005.jpg

 そして、デンマークでの研修を終えた私が声を大にして言えることは、デンマークは本当にいい国です。海外での研修を考えている人がいたら、私はデンマークを絶対に薦めます。私が研修期間で接したデンマークの人々は本当に暖かく、のんびりとしているという印象です。たいていのデンマーク人にとって、日本人なんて珍しいので興味を持ってくれます。一度、農業研修生としては珍しいということで、Sjaelland地方の農業新聞に取材を受けたことがあります。その新聞記事の大きさにとても興味を持ってくれたことが窺がえました。


▼おわりに・・・ 

007.jpg

 私のデンマークでの研修は当初の予定以上の長い期間滞在することができました。その中で、何もかもがうまくいかない日々もありました。ずっとデンマークにいたいと思えるような日々もありました。振り返ると、悪かった時のことも、良かった時のこともすべてが良き思い出です。特にNordgarden牧場に移り住んでからは、本当に様々な人との出会いに恵まれ、その一つひとつの出会いすべてが私にとって一生の宝物となりました。
  デンマークでの研修を、自分が本当に満足し完全燃焼することが出来たのは、言うまでもなく、多くの人の支えがあったからこそだと思っています。そして、その支えは遠い異国に行くことによってより強く感じることができました。
  特に研修先の変更の時には、私を支えてくれている人々には心配をかけ、両国の協会の方々に本当に尽力していただいたことは決して忘れることはありません。この場を借りて、お礼を伝えたいと思います。本当に有り難うございました。
  その多くの人の支えに応えるだけの経験を、私はデンマークですることができたと胸を張って言うことができます!その経験を将来、私の人生に役立てていきたいと思います。そして、将来またデンマークを訪れることができたらと思っています。

「デンマークは好きですか?」
「はい!大好きです!!」

008.jpg